何でかしら

 私は、短大に入学して一人暮らしをするまで、得意料理は「カップラーメン」だった。インスタントラーメンですらない、カップラーメンだ。お湯を注げば食べることができる素敵食べ物。そんな私もいまや「お母さん料理初段」だ。今日も「春菊と鶏肉のカレー卵とじ(名前は適当)」を作ってしまった。あとはご飯は押麦と白米を1:1で炊いたものと、なめこと豆腐の味噌汁を作ったのだ。

私は料理を作るのが好きだ。いかにして無駄な動きをせず、フライパンやボウルを使い、そして安い食材でご飯を作るか。もちろんおいしいものでなきゃいけないし、バリエーションもほしい。ということで、料理を考えるときはなんだか研究者のような気持ちになる。変だけど、卒論を書いていたときの「妄想」に少し似ている。

高校時代、私はバスケ部のマネージャーだったので、合宿の時には料理を作らなくてはいけなかった。でも私は料理をしない。できないんじゃなくてしないだけ、ここがポイント。もう一人のマネージャーにメニューなど任せていたが、今考えれば、今の私のほうが栄養のバランスの取れた、しかも安い食事を作れるような気がする。しかも30人近い料理を作るなんてゾクゾクする。大量のご飯…味付けも難しそう。でも楽しそう…。ああ、ドラえもん。タイムマシーンをください。料理したらこっちに戻ってきますから…。