ネタにもなりません

 私の出演歴。幼稚園の頃、正直者の弟の役をした。これ、一応主役だけれど、その他10人はいた。主役が10人。よって端役と一緒。金のガチョウの話では、一番最初に正直者のハンス?にくっついてしまう町娘の役だった。ああ間抜け。小1の時、浦島太郎の劇では、竜宮上の召使をやった。台詞はたった一つ。「浦島さん、ようこそおいでくださいました。」敬語を喋るのが辛かった。小4の時、裸の王様の劇では裸の王様を見て「なんて素敵なお召し物なんでしょう」という役だった。やっぱり敬語が…。小6では器楽合奏をさせられて出れなかった。悲しいからバスアコーディオンで目立ってみた。

 学級会の劇でのシンデレラでは、いぢわるなお母さんの役を好演した。地が出たのだろう。素でできた。今思い出したけど私は中学時代演劇部だったのだ。中2のとき、気がついたら主役だった。嫌だったので生徒Cになった。台詞は色々あったけど、「私は一日中CDを聞くの!」という変な台詞だった。中3は若草物語のお母さん役だった。忘れない、登場の台詞は「まあ、怖い。鬼だの悪魔だなんて。どうしたというの?何があったの?」であった。何故登場と同時にみんなが笑ったか今でもわからない。

 そんな華麗な演劇歴のある私だが、こたび白雪姫の姫役を仰せつかりそうである。これは絶対止めなければいけない。毒リンゴである。キスシーンである。26歳になってこんなつらい目にあうのはいやだ…。静かに退職までいさせてください。