肩こり続報

 11月に入ってから私を激しく悩ませていた肩こりですが、大分良くなってまいりました。吐き気もおさまり、日常生活に支障をきたすことも少なくなり、これで安心してネトゲができ…ごふごふ(略)ということで、普段の仕事にも打ち込めるというわけです。

 さてさて、11月は太宰治週間だったわけですが、今は谷崎潤一郎週間です。太宰を読んで思ったことは、「とにかく太宰は弱くてだめな人間で、見ているとイライラしてくるけど愛しい」男だという事です。だめな男である太宰は「小説家というものは、ぐだぐだ言わずに小説をかき続けるものなのだ。書かずにおられないのだ」と言っていました。

 なるほど、小説家というのがどういうくくりかは、私には分かりません。しかし、小説でご飯を食べている、というのでなく、ただ「小説を書く人」というくくりで考えるなら、小説家は「小説」を書いていなければ小説家たりえません。湧き上がる創作意欲は抑えられず、ただ書くのみなのです。私はそれでいいと思います。小説家でありたいと思う人、それは考える前に書くこと、いや、書かずにいられないこと。人間はどんな状況でもその意思は止められないはずです。それで万一あなたの身を立てることができるならば、幸せなことと思います。

迷わずいけよ、いけばわかるさー!!(猪木?)

 で、谷崎なんですけど、どうしてこうも変態なんでしょうね。大好きです。若いころ(と言っても20歳そこらのとき)に読んだときはそんなにエロスは感じませんでしたけれども、今このえろさに参っています。えろすぎるぜ谷崎!想像力と妄想豊かな私の脳内は一人日活ポルノです。うそです。いや本当です。26歳の女が出勤中の電車で読むような作品じゃないなあとか思いますけれども、一人羞恥プレイ中の私はがんばって読破したいと思います。ちなみに読んでいるのは変態代表作『鍵』でございます。ではのちほど…