かっこいいお兄さんだったなんて…

nachiyou2004-04-18


 私はよく母親から「北海道幸グッズ」を送ってもらう。我が家は漁師でもなければ(死んだ父は遠洋の乗組員だったけれど)農家でもない。だからわざわざバカ高いものを買ったりもらったりなんなりして、かわいい我が子に幸を送るのだ(欲しがるのだ)

我が家は某ブラックキャット宅配を愛用している。母など送りすぎで、その事業所の顔になっている。「奥さん、まいどどうも」系だ。さて、今回も母は横浜にくるのに幸を送ってきた。私はここ数日、朝早い。昨日なんて11時に寝てしまったせいで、3時近くにおきてしまい、二度寝しても六時半には起きてしまったのである。

今日も起きて朝っぱらから洗濯機をまわし、洗い物しつつ顔を洗おうとしていたそのとき「花田さーん、宅配便でーす」の声。時間は8時5分。早すぎだ。実はブラックキャット、我が家の近所に集荷場があるらしく「一番」にきてしまうのだ。今までは仕事で夜中帰ってきて、さらにゲームを朝までしていたので、ほとんどこの時間は目が開いていない。パジャマにエプロンをして、さらに髪はぼそぼそ、目くそも鼻くそもついているだろうみすぼらしい格好で荷物の受け取りをするのだ。多分悪い人に押し倒されてもしばらく何が起こっているのかすら分からないと断言する。

でも今日の私は違うっ。ちゃんと髪をとかして結び、さらにちゃんと着替えてTシャツとジーパンをはいているのだ。ブラックキャットさんは言う「いやー、いつもいつも朝早くて本当にごめんなさい」私「いえいえー、いいんですよー」と、相手の顔を見てみると。

ハッΣ(゜ロ゜〃)か…かっこいい兄ちゃんだ…。

知らなかった。今流行りの「イケメン」であった。日曜日に戦隊ものに出ててもおかしくない系のお兄さんだった。「いつもいつも早くて」ていう言葉から、多分ずっとこのお兄さんだったんだろう。いつもは見てなかったから気が付かなかったのだ。でもこのお兄さんは確実に「いつもの私」を見ていたのだ。

なんだか朝からちょっとへこんだ日曜。今日からまた二ヶ月の六畳一間、母との無理やり二人暮しがはじまる。